手軽に旅に連れて行けるノートPCを探し続けているガイヤーンですが・・・
ひとつ海外でも出張でも旅先でも使えるゲーミングPCを見つけました。
その名も・・・
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」
かなり本体が重たいイメージのあるゲーミングノートPCなのですが・・・
この機種は本体部分が1.18㎏という超軽さを実現しているのです。
今回も、ASUSさんにPCをお借りできましたので、その辺を具体的にレビューしてまいります。
ASUS「ROG Flow Z13 GZ301ZC」とは?
本日ご紹介しますのは・・・
ROG Flow Z13 GZ301ZC(GZ301ZC-I7R3050)
というASUSさんの2022年2月17日発売の機種でございます。
ちょっと写真では分かりにくいと思いますが・・・
かなりゲーミングノートとしては小さい!!!
だって画面は13.4インチなんだもの。
しかし、ゲーミングノートというだけあって・・・
PCパワーはスゴイ!
ざざっとその内容を紹介しますね。
まず、積んでいるCPUは・・・
インテル® Core™ i7-12700H
なんといち早く第12世代のコアi7を搭載しているのです!
この第12世代は、10年に一度の大変革と呼ばれるものらしいじゃありませんか!
これまでの旧プロセッサをはるかに超える性能を持つという。
外見だけ見ると、単なるお手軽小型PCのように見えるこの「ROG Flow Z13 GZ301ZC」なのですが、実はとんでもないパワーの持ち主。
メモリーは16GBで512GBのSSDを搭載。
これならノートPCとしては十分なスペック。
もちろんゲーミングノートですから、グラフィックボードも積んでおりますぞ。
NVIDIA® GeForce RTX™ 3050
専用ビデオメモリは4GB
このグラボが薄い躯体の中に隠れているのであります。
これだけの高スペックなのに・・・
海外でも出張でも、どこでも持って行ける驚きのPCなんです。
海外でも出張でもOKなワケは?
だって重さはなんと・・・・
1.18㎏
って言うじゃありませんかっ!!
もちろん近頃のノートパソコンが軽いのは良く分かっております。
しかし・・・・ゲーミングノートですよ!!!
通常軽くてもゲーミングとなれば2~3キロ台があたりまえ。
ところが「ROG Flow Z13 GZ301ZC」は約半分なのです。
その秘密は・・・・
このキーボードにあります⇓
な・な・なんと!!!
キーボードが分離するんです!!!
なので本体が1.18㎏という軽さを実現できるんですね~!
ちなみにキーボード側の重さが340g
両方をセットした状態でも1.52kgと超軽いのです。
強力なマグネットでピッタリくっ付いているのですけど・・・
外すと、本体だけとなり・・・
タブレット状態になるのです。
こやつは2-in-1のスタイルだったとは!!
もはやタブレット状態、しかも縦向きで使う事も可能。
裏側にキーボードが360度回転するタイプよりも、こっちの方がいいですね。
だって、回転式の場合は、裏側にしたキーボードがボコボコと絶えず指先に当たるので落ち着かない。
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」のように完全にキーボードが分離してくれれば、そういう気持ち悪さから解放されるんだもの。
背面にはタブレットスタンドが付いているので自立もOK。
YouTube動画を見たり、ネット配信を見たりするのはこのスタイルが最高。
キックスタンドは170度まで開閉可能。
更に、なかなか音も良いので、ゲームだけじゃもったいない。
動画配信などもピッタリですね。
迫力あるサウンドも楽しめます。
タッチパネル搭載なので、キーボードが無くても困りません。
海外や出張で、ちょっと一息ついた時にゲームから動画まで、なんでもお好きなものをチョイスできそう。
★ ★ ★
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ゲーミングノートとしての能力は?
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」の設定ソフト「Armoury Crate」でPCパワーを調節できます。
ここを「サイレント」設定にすると、ホントに静か。
これがゲーミングPCかと思うくらいに。
しかし、今回はPassMark計測しようと思いますので、「サイレント」の一つ上の「パフォーマンス」という設定にて。(その更に上に「ターボ」設定があります)
今回は「PassMark PerformanceTest」というソフトでPassMark計測を実行してみます。
しばらく画面上でテストが繰り広げられます。
いろいろな画像や動画が画面上で暴れまくります(笑)
10分以上待ったかな?
そして、結果がこちら。
結果は・・・
すごくイイんじゃないでしょうか!!
総合PassMarkは6633.5点を!
(ちなみに PassMark世界標準は4219点)
これは後ろの丸い比率グラフで表されていますように全体100%としてPC全体で上位25%の中に入っていることが分かるのです。(デスクトップPC含めたPC全体)
CPU Markも、2万7758.3点という驚くべき高得点。
こりゃもうその辺のデスクトップPCの数値をはるかに超えております!
(CPU Markの世界標準は13442点)
2D Markは779点ですし、3D Markは1万627点といずれもノートPCが出した結果としては高水準をマークしているのです。
(2D Mark世界標準592点、3D Mark世界標準9016点)
これは期待できそう。
一般的なゲームなら問題なし!
重たいゲームであっても設定次第ではサクサク動きそうですね。
ちなみにガイヤーンが現在使ってるゲーミングノートPCは第11世代のコアi7搭載の(グラボはNVIDIA® GeForce RTX™ 3050ti)なんですけど・・・
- 総合PassMark 4136点
- CPU Mark 2万687点
- 2D Mark 392点
- 3D Mark 1万1470点
同じコアi7でも一世代違うだけで、こんなに差が付いちゃってるのね( ;∀;)
では、数値のみならず実際のゲームを実行してみましょう。
実際にゲームをした感想は?
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」で試すゲームは・・・
「FORZA HORIZON 5」
です。
2021年11月発売の「FORZA HORIZON 5」の舞台はメキシコ!
500台以上の実在する車の中から、お気に入りの車を選び、めくるめく大自然の中をぶっ飛ばせるという爽快なゲームであります。
果たしてこのゲームがサクサクと動くのか???
まずはベンチマークテスト。
4K画面でプレイすると、表示されるものすべてが本物さながらとなりサイコーなんですけど・・・
今回お借りしてるモデル「ROG Flow Z13 GZ301ZC(GZ301ZC-I7R3050)」の画面は・・・
1,920×1,200ドット (WUXGA) (120Hz)
なのです。
ランクを上げて「ROG Flow Z13 (2022) GZ301(GZ301ZE-I9R3050TE4K)」という4K対応モデルもあります。
でも1920×1200で十分楽しめそう!!!
早速、やってみます。
ウッふぉフォーーい!!!
いやサイコーでございます。
カクカクしたりすることは全くありませんでした。
残像なんかもありませんし!
外付けのグラフィックボードなしで十分楽しめます。
(ASUSの外付けグラボ「2021 ROG XG Mobile」も取り付け可能。GeForce RTX™ 3080GPUを搭載)
これならバリバリゲームの世界に入っていけますね。
そして、自宅のみならず出張でも海外でも、どこでも好きな場所で遊べるとなるとたまりませんわ。
音もちょー静かなんですわ。
あまり騒がしくない喫茶店で、ブーンブーンとファンの音を轟かせるのも気になるもんです。
しかし「ROG Flow Z13 GZ301ZC」なら全く心配いりません。
アルミの躯体に、見事な冷却装置ベイパーチャンバーと液体金属グリスが良い仕事をしてくれているのでしょう。
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」なら、リア充なゲーミングノートとして活躍できるでしょう!!
ゲームでバッテリーの持ちはどう?
ゲームの世界に没入したら抜け出せないって方も多いはず。
10分かそこらで辞めるなんて事はないでしょう。
さて「ROG Flow Z13 GZ301ZC」でどのくらいゲームに浸っていることができるのでしょうか???
早速検証してみました。
以下の一連の画像をご覧ください。
①使用開始 ②まずはゲームをダウンロード ③コントローラーのBT接続も ④準備完了時点 ⑤Forza Horizon 5で試します ⑥まずはベンチマーク結果 ⑦ゲームスタート ⑧1台め投下 ⑨ダートレース ⑩2台め発進 ⑪バッテリー状態は? ⑫結果は?
- まずはバッテリー100%にした状態でスタートです。時間は、13:52ですね。
- ゲームのダウンロードから始まります。
- コントローラーをBluetooth接続し、設定します。
- ゲームのダウンロード完了時点で残80%となりました。
- ダウンロードしたのは先ほども出てきた「FORZA HORIZON 5」です。
- 「FORZA HORIZON 5」のベンチマークテストを実行します。
- それではゲームスタート。
- 最初に飛行機から1台めの車が路上に投下されます。
- ダートでのレースカーです。
- 2台めも投下されました。
- こちらはスピード重視のスーパーカー。そろそろバッテリーを見てみましょう。
- 1時間20分経過しておりました。バッテリー残は9%。
ゲーミングノートですから、だいたいこんなもんですかね。
画面照度もずっとMAXのままでしたので、もうちょっと下げると時間も持つかも。
ASUSの公式サイト公称値が7.3時間なのですが、これは軽作業の場合なのでしょう。
やはりゲーミングノートですから、ゲームをやりたくなりますよね。
もうちょっとゲームの時間を延ばしたい方は・・・
安心してください。
予備バッテリーを使う事も可能なのです。
PD対応の充電機で速攻バッテリーを補給しちゃいましょう。
ちょっと見にくいですが、PD充電が始まると画面上でも「PD」のマークが出ます。
どの程度の容量のバッテリーを持ち歩くかによりますが、合わせて2時間程度はゲーム可能じゃないですかね。
まっ、友達の家やコンセント付の喫茶店ならそもそも問題ないのですけど。
キャンプ場とか、海外旅行での飛行機の中とか、出張に行く新幹線の中とかで威力を発揮しそう。
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カバンに入れて持ち出してみよう!
①一般的なサイズのPCバッグへ ②見えなくなっちゃいます ③表に出すとこんな感じ
①ガイヤーンがいつも使っている背負えるタイプのPCバッグに入れてみました。
PC用のポケットに入れると・・・
②すっかり姿が見えなくなっちゃいます。
このポケットには17インチのPCもギリギリ入るので当然といえば当然。
③サイズが、どんな感じか見えるように、表側に置いてみましたよ。
小さいというのはそれだけで正義ですね~
バッグに入れてどこでも持ち歩けてしまいます。
これなら国内出張は当然、海外旅行でもへっちゃらでしょう。
タイにも持って行けそうだ!!!
拡張性はあるの?
拡張性は上の写真の通り。
主に、USB Type-Cが二つとUSB2.0 Type-Aが一つってとこ。
ちょっと少ないけど、タブレットだと思うなら、拡張性がある方なのかも?
このサイズですから拡張性は仕方ありません。
見た感じType-Cが一つっぽいですけど・・・
外付けグラボ用のゴムキャップを外すと、ご覧の通りType-Cとして使う事も可能。
(ゴムキャップを無くさないように要注意です)
さらにもう少しあるみたいで・・・
この辺の作りがチョーかっこいいんですけど。
裏側のキックスタンドを開くと出て来るんですね。
microSDの挿し口とM.2 SSDを増設する蓋が!!
「ROG Flow Z13 GZ301ZC」まとめ
なかなか個性的な「ROG Flow Z13 GZ301ZC」をご紹介できました。
まとめとして、この機種の良い面をまず挙げてまいりましょう。
このサイズ(13.4インチ)でゲーミングPCなんてマジでヤバくないですか?
出張でも海外でも持って行けるゲームマシンって良いよねぇ~。
第12世代のコアi7を積んでるのも最強だし。
外付けグラボも別売りであるけど、既に「NVIDIA® GeForce RTX™ 3050」が内蔵されているのもスゴイ!
それでいて静音なのも!
2‐in-1状態でキーボードが外れるのでタブレットにも早変わり!
タッチパネル搭載なのはタブレット的使い方が捗ります。
最後に「ROG Flow Z13 GZ301ZC」のイマイチな点も挙げておきます。
やはりバッテリー時間の短さは、ゲーミングPCとしては仕方ないよね。
最近のPCもバッテリーが長く持つようになっているので、どうしても比較しちゃいます。
でも、CPUパワーやらグラボやらファンやらで消費する電力を考えるとゲームノートのバッテリー寿命が短いのは宿命なのです。
デメリットとして後は、拡張性の問題?
これもタブレット式ゲーミングPCと思って割り切りましょう。
タブレットの王様「iPad Pro」だって拡張性ないもんね。
外付けグラボの「2021 ROG XG Mobile」をつなぐとUSB端子とか増えるみたいです。(USB3.2 Type-Aが4つ、HDMIが1つ、SDカードリーダーが1つ、ついでにLANポートも増える)
あっ、あとこの「2021 ROG XG Mobile」をつなぐコネクター部分もちょっと工夫して欲しかったかな?
ゴムキャップの部分です。
これ外しても、本体にくっ付いておけるようにはできないのかな?
失くす人が続出しそうで・・・
イマイチと思える点も挙げましたが・・・
総合的にはチョーかっこいい、満足のいくゲーミングノートだと思います。
だってこれ1台で、出張でも、海外でも、どこでもゲームを楽しめる環境を作り上げられるんですから!!!